諏訪山コース 上級 | |
山岳信仰厚い奥多野の秘峰 全体時間約8時間 | |
1.の国道299号楢原トンネルを抜け50m先を左折し楢原林道に入り2km程行くと林道の終点になり三笠山のお堂がある。ここより堰堤の右側を通り精美された登山道を1時間登ると橋の沢の屋根に出る。ここを左に曲がり緩やかなのぼりをさらに行くと湯の沢の尾根に出る。この登山道は三笠山と諏訪山の併合登山道のため随所に祠と標識など整備されており道に迷うことはない。 三笠山遥拝所で諏訪山がはじめて姿をあらわす。アルミのはしごを下り20分ほど進むと2.の湯の沢の頭。湯の沢登山道と合流する緩やかな屋根を左右にからみながら登ると、トタン作りの3.避難小屋(弘法小屋)がある。ここを過ぎると岩陵となり、ハシゴやクサリがあるので、登下降には注意が必要だ。 ヤツウチグラをはしごとクサリを頼りに右に回り込みながら登ると4.三笠山の社がある。ここが三笠山頂上で360度のパノラマが広がる。ザックを置いてさらに20分程登ると森に覆われた5.諏訪山の山頂につく。山頂は藪に覆われ展望はないが、春はシャクナゲが登山道で咲き誇り、秋の紅葉も素晴らしい。 |
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天狗岩コース 家族 | |
春と秋に楽しめる花の山旅 全体時間約1時間45分 | |
国道299号から県道上野下仁田線を下仁田方面に進む。右側にある国民宿舎「やまびこ荘」を過ぎて約5分ほど行くと、カーブの左側に1.の天狗岩登山口の立派な案内板がある。道路の広い場所を選んで駐車し、ここから杉林の急な登りを進むとタルノ沢の音が心地よく聞こえてくる。登山道には300mごとに標識があり道も整備されているため、初心者でも道に迷うことなく安心して歩くことができる。橋を3回渡ると右側に岩壁が現れる。これを左に巻いていくと少し荒れた2.の避難小屋がある。さらに進むと急な階段状のジグザグな登りになるがしばらく進むとT字路にあたる。右に行くと3.の「天狗の岩洞」、左は階段を登って尾根に出て天狗岩の山頂と4.の展望台へ向かう。天狗の岩洞へは岩壁の基部を40mほど右へ回り込む。展望台は南牧村方面を見渡すことができ、山頂に戻って天狗岩の南端からは上野村方面の秘峰といわれる諏訪山や天丸山、秩父の山並みを存分にたんのうできる。新緑や紅葉の美しさも格別だが、5月の連休のころに咲き乱れるヤシオツツジは殊のほか見事である。 4月中旬から5月初旬がヤシオツツジの見ごろで秋は紅葉が素晴らしい。 |
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笠丸山コース 一般 | |
山深い集落から岩峰を周回 全体時間約2時間40分 | |
藤沢バス停(乙母神社)より住居附(すもうづく)登山口まで3.5km。住居附集落を過ぎ1.の新高橋が笠丸山登山口になる。登山口から500mくらいは車道を歩く。終点より細い山道となるが標識があり登山道も整備されているため道に迷うことはない。 杉林の中を何回か渡り返しながら登り最後の沢を渡り、カラマツ林を過ぎ、なだらかな登山道をしばらく行くと2.地蔵峠に出る。地蔵峠には大きなナラの根元にお地蔵様がある。ここで楢沢への道と分かれるが、標識に沿って左側の尾根道を行く。やがて笠丸山頂下の3.岩場に出る。ここを左に巻き込みながらツツジの茂み中を木の根や岩につかまりながら登ると山頂(北峰)に出て360度のパノラマが広がる。また3,4分の距離にある南峰には木の祠がある。ここからは南面の両神山面を見渡すことができる。毎年4月下旬から5月上旬にかけて咲くヤシオツツジが見事。秋の紅葉のころにもぜひ訪れたい山である。 ここでは新高橋から登るコースを紹介したが、逆回りでもコースタイムは変わらない。ただし、地蔵峠を下る場合は急斜面なので、冬季は注意が必要。 |
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十石峠コース 一般 | |
信州を結ぶ旧街道をたどる 全体時間約5時間 | |
十石峠は寛永8年(1631)、白井に1.の白井関所が設けられ中山道の脇住還として多くの人々に利用されてきた。当時、信州から十石の米が馬によって運ばれて来たことから十石峠と呼ばれるようになった。 砥根平の全国郷土玩具館駐車場に車を置き、坂下から白井関所跡をへて山道を進む。白井関所跡には、当時の代官大河内金兵衛が関所設置にあたり、関所の庭に植えたと伝えられる県指定天然記念物のイチイの巨木(樹高15m、幹周2.6m)がある。道は地元の人たちの手により整備され、昔の街道をしのぶことができる。途中から 林道・矢弓沢線を出たり入ったりしながら行くと稜線より左側奥に美しい北沢シオジ原生林を望むことができる。 2.の水の戸には昔の道しるべが現在も残っている。また道しるべのわきにしみ出るわき水は村でも最も美味しい水の一つで、旅の疲れを取り除いてくれるだろう。十石峠から手前約5kmは車道を歩くことになる。3.の十石峠には立派な展望台が造られ、文字通り360度の大パノラマが楽しめる。周辺は妙義荒船佐久高原国定公園に指定されており、春は山菜採り、夏はキャンプ、秋は紅葉狩りと多くの人々が訪れている。 |
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