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まぶしい日差しの、さわやかな春の朝、集合場所の上野村ホテル・ヴィラせせらぎに続々おお車が到着します。ハッチを開け、トレッキングシューズに履き替えているかた、ストレッチを始める方、今日の朝のようにすがすがしい表情をした山歩き愛好家の方々22名が村内外、県内外から集合しました。
昨年秋に開催さえ、大好評をいただいた「野栗古道ウォーキング」がこの新緑の芽ぶきの季節に開催されました!
野栗古道とは、近代以前に使われていた、上野村を貫く、武州(埼玉)〜信州(長野)に抜けて走る街道のうち、上武(群馬・埼玉)国境山地の山を越え、谷を越えつけられたやまみちの部分です。このウォーキングでは神流町・間物(まもの)集落から上野村・野栗集落を歩きました。
沢に沿って登り始めます。新緑が目にまぶしい!
次に古道は尾根にそってはしります。途中に生えるヤマザクラの巨木の彦生えは素敵な記念写真スポットです。 右手に写っている方は、高橋さん。地元神流町から参加していただき、古道周辺のお話をして頂きました。ありがとうございます。
一つ目の峠を越え下ってゆくと、この古道の途中にある、山中に眠る幻の集落(廃村)「明家」が見えてきます。
人がいなくなった里にも、季節は変わらず巡ってきます。 人間が暮らすってなんだろう。 暖かな日差しの下、手作りお弁当の昼食。梅や桃の花が咲きほころぶ静かな集落にて。
明家集落を過ぎると、コース中二つ目の峠にさしかかります。 道は様々な表情を見せます。ここは一番険しい場所。ウォーキングといえども足元要注意の山道もあります。 この野栗峠(播磨峠)を越えると、上野村野栗集落に入ります。
野栗集落の村人が代々守ってきた里山を歩きます。山中にはかつては段々畑であった名残を残す石垣が残る場所や、きれいに手入れをされた植林があります。
皆さんが眺める風景がこちら。埼玉県との県境をなす険しい野栗沢の山々。天丸山、大山など人気の登山コースもあります。手前には今でも村人によって利用されている山中の畑が見えます。ちょうど大豆を植えているところでした。
山中に佇む道しるべ観音。観音様に道しるべが彫りこまれているものは村内でも2か所のみ見つかっています。この穏やかな表情の観音さま。心がいやされる思いです。「左やまみち」「右ちちぶみち」とあります。
上野村側最初の集落・「野栗」。古道の入り口には石の道標が今も残っています。
集落に住む方々とふれあいができるのも体験館ツアーの良いところです。 こちらのおじさんは、2000年に行われた「森林フォーラムの会」の方々による古道復活整備の際に、指南役となった方です。
畑仕事をしていたおばあちゃんとお話をされる参加者。
明家集落に先祖の家も持つおじさんと、今日のウォーキング出発地点である「間物」集落出身のおじさんにもお話を聞きました。実際に歩いていた方々からは面白いお話が飛び出します。
皆さん無事に、集合場所のホテル・ヴィラせせらぎに到着しました。
ご宿泊プランで参加された方々は、このあと清流神流川のほとりのホテルでゆっくり過ごされました。日帰りでいらっしゃった方々も、日帰り入浴もできるホテルの「向屋温泉」の露天風呂で汗を流されていました。
春の陽の下、山村の歴史と、自然に触れた、最高の一日となりました。
(明家集落にて)
