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山里ツアー

午後1時、「道の駅上野」に集合し、さっそく上野村の専業農家、「黒澤食菌」さんに移動しました。 参加していただいたのは、県内、千葉県、東京からいらした、20代から60代、幅広い年代の方々。

黒澤食菌さんでは、キノコ栽培の施設や、養蜂風景などを見学させていただきました。 体験した農作業は、大豆の選別。地味ですが、これも大切な冬の作業です。 みんなで輪になって話をしながらすれば、楽しい時間に変わります。 作業を一休みして、黒澤さんが作ったたくあん、煮豆でお茶の時間です。 農家さんの苦労や、昔の話、村の生活についてたくさんお話しいただきました。

農作業の後は、囲炉裏のあるおうちで、引き続き黒澤さんにお世話になり、 明日のどんどん焼きに持ってゆく「まゆだま」と、「イノシシ鍋」「まいたけご飯」をみんなでつくりました。 ツアーの中で一番の大好評だったのは、やっぱり"食"、上野村の「おごっつぉー(大ご馳走)」 だったのではないでしょうか。まず、お食事の前にお箸つくり。 竹で作っています。これがないと食べれません。皆さん真剣です。

肝心のメニューですが、まず火にかかっているのが、いのしし鍋。 肉のあぶらから、いい味がでるんです。ご飯は黒澤食菌さんが育てた まいたけをたっぷり使ったまいたけご飯。 こちらはなんと、黒澤さんからの差し入れ、シカの"刺身"!! まずこれをみると驚かれる方が多いですが、 これ、さっぱりしてて味があって、本当においしいんです。 「まぐろの赤身よりおいしい!」なんて声がよく上がります。 地元密着ツアーイベントだから食べられるレアなメニーの数々。 上野村産のこんにゃくいもで、手作りの「刺身こんにゃく」。 そして、これもまた黒澤さんからの差し入れの「お漬物」各種。 ゆずの効いた白菜づけなんて、まさに上野村の冬のおいしさですよ。 「はーい、おかわりどうぞー」

宴会は盛り上がってきました。 囲炉裏の火にかけてある竹筒は、日本酒をお燗しています。 楽しい夜は更けてゆきます。 食事を片付けたあとは、 上野村の闇夜にかかるスカイブリッジをわたり星空観察。 神流川のほとりの露天風呂であたたまって、コテージで楽しいおしゃべり。 おやすみは、上野村式湯たんぽ(特大ペットボトルにお湯を入れたもの)を 抱いて。寒い上野村の夜も、まあまあ温かく過ごしていただけたのではないでしょうか。

翌日、1月11日(月・成人の日) 朝8時、上野村・野栗集落の消防団員をはじめとした男たちの集合場所に合流。 どんどん焼きの櫓をつくる材料を集めに行くトラックに、ツアー参加者も乗り込んでもらいました。 櫓のてっぺんの竹から吊るす、だるまをくくりつける重要な仕事を、 ツアー参加者がまかせられました。地域の人の共同作業に参加して、汗を流します。

どんどん焼きの櫓は、お昼ころに完成しました。 このあと、お昼を食べるためにうどん屋さんへ移動。 移動は徒歩で、上野村の里山ウォーキング。 集落の路地、お寺、鎮守の森、里山、畑、歩いて歩いておなかをすかせて うどんやさん「やまざと」到着です。

午後2時、どんどん焼きの始まりです。 野栗地区の年男、年女の手によって点火されます。 本来どんどん焼きは夜に点火していましたが、近年この地区では 消防の安全上の理由から、昼間に時間が移されました。 大きな火柱が上がります。 子供からお年寄りまで、地域のみんなが参加する、 毎年変わらぬ冬の風景。 手前には、まゆ玉、さらに縁起物のするめも焼いてんべえ、という気合の入った枝。 テーブルに積まれたミカンは、これも年男と年女の方から、 参加者皆さんにふるまわれる習わしになっているものです。 あの大きさの火です。 おきになってもものすごい熱気を放っています。 「熱い熱い!」と言いながらも懸命にまゆ玉の枝を火に向けて伸ばします。 みなさん童心に戻って楽しんでいるように見えました。 「うちのまゆ玉もくってみろや。どうだい、うまかんべえ」 なんて、 地域の人と交流ができるのも、このイベントならではです。 どんどん焼きの火にあたり、その火で焼いたまゆ玉の焦げ目を食べると その年は、風邪をひかず、健康に過ごせるといわれています。 参加者の皆さん、どうもありがとうございました。 健康をお祈りいたします。

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